将棋 指すべき戦法

将棋 指すべき戦法

街道場二段の者です。最近、指すべき戦法に悩んでいます。



主に指している戦法は振り飛車戦法なのですが、相振り飛車が大の苦手で呪われてるかのように負けます。また、勝っても負けてもなんだかむかむかする感じです。病気でしょうか。



そういう事情があって、特に後手番をもってる時なんかは先手に▲７六歩▽３四歩▲６六歩の出だしでこられると、いつも嫌々ながら居飛車を指している感じです。





相振り飛車戦法よりは勝率は良く、それなりに指せるのですが、本筋としている戦法に影響が出てしまいます。



頭の中が居飛車やら振り飛車やらこんがらがって、頭の中が整理しきれない感じです。なので、思うように力が出ません。



居飛車を選べば、本筋に影響が出る。



相振り飛車を選べば、精神的な影響が出る。本筋にも及ぶ可能性もある。



かといって自分自身が得意としている戦法を指せないのは辛く感じます。



そこで質問ですが、居飛車と振り飛車それぞれの考え方を分けて整理するにはどうするべきなのでしょうか。



また、僕自身が相手に相振り飛車を選ばれるのも自分が居飛車を選ぶのも嫌というわがままな悩みはどう対処すべきでしょうか。



ものすごく変な質問になってしまい、申し訳ありませんが何か解決につながるヒントをいただけないでしょうか？



よろしくお願いします。

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私は、そういう問題意識は持っていません。居飛車か振り飛車かではなく、縦の将棋と横の将棋に区別しています。私も基本的に振り飛車党でもっぱら四間飛車ですが、相手が居ることだから必ずしもそうはならない。▲７六歩とすれば▽３二飛とされることもあるし、▲７六歩に▽３四歩だと▲２二角成が避けられない。▲７五歩も▲６六歩もある。相手が振り飛車なら喜んで居飛車を持ちます。ちょっと嫌なのが、相手が振り飛車と見せて居飛車の場合です。私は相居飛車も相振り飛車もどちらも苦手なのです。対抗形が好きなわけです。相手が振り飛車なら基本的に玉頭位取りを得意としています。で、相手が陽動居飛車の場合はツノ銀中飛車を目指すか、右玉にします。つまり最終的にお互いの玉が向き合う形なら、それで満足なわけです。

添付図は、先手が私ですが、相手が居飛車か振り飛車かどちらでも良いように指し進めています。この後8筋の歩を伸ばして、飛車を▲５九飛～▲８九飛と展開して戦います。居飛車のようで居飛車でない。相振り飛車のようで相振り飛車でない。自玉は敵飛に直射されてないが、敵玉を自飛が直射するのがミソなのです。つまり相手が振り飛車なら左玉、相手が居飛車なら右玉です。このように私は相手がどういうオープニングであろうと自分の土俵に持ち込みます。相手も強いから、これにて必勝ともいきませんが、自分の土俵で戦える分、満足です。ですから、質問者さんも自分の得意な土俵を作れば良いのです。相振り飛車が苦手なのであれば、振り飛車一辺倒では戦えない。相振り飛車は相居飛車と同じ縦の将棋です。お互いの玉がたすきの関係で敵飛に玉が直射されてしまうのが相居飛車であり、相振り飛車です。それは対抗形とは全く違う将棋です。だから振り飛車だけでは幅が狭いわけで、それが質問者さんの悩みでありましょう。振り飛車以外にもう少し幅を広げる必要があるのでしょう。それがどういう方向かはなんともいえません。質問者さんなりに得意戦法を見つけてもらうしかないと思います。自分のことばかりしゃべってしまいましたが、なにかヒントを掴んでもらえれば幸いです。

▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽４二銀 ▲７八銀 ▽５四歩

▲６七銀 ▽５三銀 ▲４八銀 ▽５二飛 ▲５六歩 ▽４四銀

▲５七銀 ▽５五歩 ▲同 歩 ▽同 銀 ▲５六歩 ▽４四銀

▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二玉 ▲６八金 ▽３二飛

▲６五歩 ▽３五歩 ▲４六銀 ▽５二金左 ▲５五歩 ▽８二玉

▲５八飛 ▽６二銀 ▲６六角 ▽７二金 ▲７七桂 ▽１四歩

▲１六歩 （途中図）

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恐らくですが相振り飛車の経験自体が絶対的に少なく

相手の手に対してどのように対応していいかわからないだけでしょう。

私も純粋振り飛車党なのでその壁にはぶち当たりました。



私の場合は3手目6六歩とされ居飛車を選び

駆け引きの結果相矢倉となり負けて非常に後悔したことから

相振り飛車を学ぶことにしました。（初段位獲得戦、決勝でした）

純粋振り飛車党の人は相振り飛車を嫌う人が多く

避ける人が多い分対局数自体は少ないので

練習将棋で相振りを避けない人と徹底的に指しました。



とにかく相振り飛車の対局数をこなし

相振りｱﾚﾙｷﾞｰを無くすことが最も近道では無いかと思います。

数をこなすことで見えてくるものもかなりある。

今では相振り飛車は得意戦法のひとつとなっています。



後は居飛車振り飛車で全てを分けて考えるのではなく

逆に戦い方の幅を広げる意味でも矢倉や横歩取りなども

遊びで良いので指して見ると意外な発見があるかもしれませんよ。



私は基本純粋振り飛車党であり

定跡はあまり知りませんが矢倉、角換わりや相がかりも

それなりに指しこなせていますよ。

初段クラスの人が相手ならば矢倉党にも勝てます。

（うまい人から見ればスキだらけなんでしょうが＾＾；）

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相手振り飛車なら盤を逆さにすれば同じですよね(笑)



故・大山康晴名人は晩年は振り飛車党でしたが対振り飛車も強かったですね



ひとつの戦法を極めるってのはそんな事ではないでしょうか



自分が指されてイヤな手順を試してみては如何ですか