2012年3月20日火曜日

日本将棋連盟の発行するアマチュア向け段位免状の価値について

日本将棋連盟の発行するアマチュア向け段位免状の価値について

表題について、何らかの価値ってあるのでしょうか?

私には連盟のお金稼ぎのために乱発しているように思います。

実際に段位と棋力は比例するものでしょうか?


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四段免状をただで

貰っていますが

免状を只で得るには

かなりの棋力が必要ですよ。

実際、只で獲得した免状以外は

一切認めない辛口の段級認定の

将棋道場も以前はありました。



知人からきいたのですが昭和30年代のアマ名人戦

は県代表でも免状を持っていないとか持っていても

初段の人が多かったようです。

三段や四段などは数名しかいなく

今の七段並に人が少なかったようです。



昔は級が現在の10級ではなく、30級までありました。

そして、香落2級差、角落5級差、飛車落7級差を

厳格に守っていました。

当時だと二枚落ちは12級差になりますが

現在は6級差ですからだいぶ違います。



連盟も乱発した感じは否定しません。

将棋世界の紙上認定も現在は六段までありますが、

昭和56年ころは四段まで、昭和47年は三段まで

しか獲得できませんでした。



Yahoo!の段位認定

http://cert.yahoo.co.jp/beginner/shogi.html

は更にお手軽で問題が10問

出題されますが、20問分をランダムに出すので

3回も受ければ全問正解できるはずです。

しかもご丁寧に3択です。

はっきりいって、誰でも取ってくださいといっているようなものです。

将棋が弱くても3時間もあれば六段になれるはずです。



週刊将棋紙上で五段認定を獲得したので

地方から上京して連盟道場で五段で指したら連戦連敗

仕方がなく、認定を取り直すことにして

1級くらいになった人がいます。

自分は道場では五段なので飛車香落の手合いになります。

また二枚落でも多分勝てます。

まあ、ペーパー免状というのは所詮そんなものです。



また、当然ながら私より強くても四段免状しか持っていない

という人もいます。朝日アマは県代表者にも優勝者にも

免状が出ないため全国優勝しても四段のまま

というケースが稀にあるからです。



将棋連盟の免状料収入は昔に比べ激減しているようです。

将棋ファンが少なくなってきたことと、

乱発によるツケが回ってきたのではないでしょうか。



名人、竜王の直筆色紙として価格なりの価値があるというか

コストパフォーマンスの高いのは初段免状でしょう。

(\31,500)これくらいなら高くはない買い物です。



今は免状は将棋連盟が独占して発行していますが

明治時代は八段(準名人 名人が九段)になると

個人で免状の発行権限があったようです。

また、江戸時代は家元だけです。



今のプロの大半は関根金次郎十三世名人の

弟子の系譜です。

その関根十三世名人は家元最後の名人である

伊藤宗印十二世名人の弟子です。

将棋連盟の免状は家元的な血統の証明書

であることは否定できませんし、それなりの値段になるのでしょう。

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